こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
北海道は旭川の T・O さんから、オーダー頂きました Z1‐R
RCM-484 (その4)です!
SCULPTUREスイングアームのピボットに使用する ディスタンス
カラー左右を 削り出し・・・
ブランクとなるオーバーサイズのカラーがあって、それを旋盤で
数値合わせしてやり、フレーム側に対して ビシビシの寸法精度に
仕上げてやります。
SCULPTUREスイングアームは 国内の業者さんから仕入れしている
外注品ではなく、図面から全て社内で企画し 主材の目の字パイプまで
300㎏のビレット隗から引き抜きしている、完全オリジナル製品。
国内調達して、勝手にブランド名 付けてる訳じゃないですよ (^^;)
それだと 他社製品をいかにも自社製と唄ってるだけにすぎないから
まぎれもなく外注・・・
外注さんには沢山の利点があり、サンクチュアリーでは外注さんの
存在も大切にしていますが、RCMのシャシーパーツに関しては別で
より望む機能を求めた事から 自社製となったんです。
スイングアームピボットボディの形状を見て頂くとわかりますが
ニードルベアリングに加え ラジアルボールベアリングが追加された
構造となっており、ピボットシャフト締め付け後に ガタ付きが全く
出ない 現代の企画にしました。
こういう機能なんかは 社内製だからこそ実現できた事・・・ ♪
スイングアーム全長の設定は レースからのフィードバック数値で
チェーン引き形状なども全て社内で図面化したものだから、完全に
求めていたもの! 欲しかったもの!
目の字断面パイプ 引き抜きの金型代は、どえらい高額だったし
毎回 300㎏のインゴットを購入してパイプを引き抜く代金も 大変な
負担なんですが、理想の製品を造れたので良かったと思います ♪
作業は リアサスマウント溶接に移行。
佐々木は ま~た、素手でやってました・・・ (--〆)
本溶接は中村が行いますが、もちろん素手なんてムリ!・・・
ここ本店にはTIG溶接機が三機あって、皆 より高性能な水冷機を
使うんですが、中村はトーチの軽い空冷機が好きで そっちをよく
使ってます (別に空冷Z好きだからって訳じゃありません)
空冷機は早く熱ダレしてくるんで、素手なんて とてもムリですから
佐々木には よ~く言って、聞かせたいと思います。
ブロックピースタイプ スタビライザー、溶接完了!
この後は ブラックコーティング工程へと移行しました ♪
T・O さん、とにかく手の込んだマシンを造ろうとしております。
そして 幾つかのパーツが表面処理工程に行き、数日が経過・・・
本日より! いよいよ車体の立ち上げに!
このRCM-484は、シングルシートを始めとする車体各部の
事前の段取りが大変で、ちょっとインターバルがありました・・・
こうして見ると、やはりコンパクトですねぇ~!
このマシン、これからまだまだ時間が掛かりますから この最初の
段階をスムーズに、効率よく進めて行きたいと思います。
T・O さ~ん!
少しご無沙汰してましたが、再び作業 始まりしたよ~っ!
ちなみに明後日、RCM-485 MK‐Ⅱの方も進めますっ (^^)/