こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
北海道は旭川の T・O さんから、オーダー頂きました Z1‐R
RCM-484 (その1)です!
LA出張前に、ちょこっと 語りだけしていた RCM-484・・・
フレーム各部のレーザー測定やストレッチなど 既に終わっていて
フレーム補強の工程に入っておりました・・・
これは タンクマウントピンの画像・・・
SS400のムク棒から 旋盤で削り出し、従来からある左右ピンを
一旦切除して 新たに溶接固定しました。
ピンが繋がって 一本の状態なのは、左右の平行精度を出すための
工夫なのですが、本溶接完了後に不要部を切断して取り除きます。
このRCM-484は セパレートハンドル仕様の Z1‐R・・・
タンクの取り付け位置を後方に5mm バックさせるのが狙いで
こうする事でセパレートハンドルの絞り設定を 疲れる事のない
理想的な状態にする事が出来ます・・・
ストリートにおいて、必要最低限のハンドル切れ角を確保するなら
このタンクのセットバック加工は 絶対おすすめ!
セパレートハンドルは角度を絞りすぎると 抑えが効かなくなるけど
開きすぎてても 体が前のめりになりすぎて、疲れてしまうから
ベストポジションの追求はとても大切な事だと思います。
メインフレームに施す、オリジナルフレーム補強 ST‐Ⅱまで
終了しました!
ここまでは それほど、大変ではないんですが・・・
実は、ここからが大変!・・・ (;^_^A
このRCM-484は、レーシングレイダウン仕様のマシンなので
ここから コッテリ!
しんどい作業編へと突入致します。
冶具固定した状態のまま レーシングレイダウン専用ブッシュを
左右のパイプ(これもタンクマウントピン同様 精度を出す為)を
差し込ませたまま、周辺部材を板金しつつ 溶接して行きます。
最後まで冶具は 取り外せません。
基本 このレイダウンと言う作業は、大掛かりな専用冶具なしで
上手く出来るものではないんですわ・・・
溶接し フレーム塗装してしまったら、中々直すのは厳しい所だけに
最初から高い精度で しっかりやっておく・・・
これがフレーム加工における 基本的な考え方だと思います。
板金テクニックに加え、俯瞰して全体の流れを組み立てられないと
「あ! いけねっ!」 的な結果になるんでね・・・ (^^;)
この後 左右に繋がる芯がねパイプを切除して、完了ですっ!
でも・・・ まだ 終わりません・・・(苦笑)
実はこの RCM-484、相当 凄いマシンになる予定でして
この段階でフレームの作業は、概ね6割ほど 終わったって感じ。
フレーム加工に関連する アルミのワンオフパーツ図面にも着手。
こう言う付属パーツが先にないと フレーム側の作業が進まない
部分もあって、今の段階から進める必要があるんです・・・
いっや~ こりゃあ 先、 長いですよ~~~ (◎_◎;)
T・O さ~んっ!
ブログ 第1回目、始まりましたんで
これからしばらくの間、よろしくお願いしますね~っ! (^^)/
あ! そうそう!
その内 M・Sさんの RCM-485も、お見せしますからねっ ♪