こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
RCMの入手方法には、幾つかのスタイルがあります・・・
一から全て指定で製作するRCMオーダーメイドと、サンクチュアリーの
スタッフ主導の元に製作され、既に完成した車輌を販売すると言う
RCMクラフトマンシップの2通りが 主だったコースです。
このRCMクラフトマンシップは予算的にも大変リーズナブルで、今も
問い合わせが多いんですが、そのRCMクラフトマンシップの中には
以前製作されたRCMで、オーナーさんの諸事情から手離す事になり
買取りさせて頂いた再販売の車輌が 時々あります。
このRCM-352 Z‐1も そんな一台なんですが、里帰り後に すぐ
以前からご相談を受けてた 福岡県在住 K・M さんが購入される事に
なり、少し前から 幾つかリクエスト頂いた作業を進めておりました・・・
O・Zレーシング GASS RS‐A ホイールへの変更も、K・M さんから
リクエスト頂いた アップグレード。
元々装備されていた ZRX1200純正ホイールのリアハブダンパーが
少し硬くなって来ていたので、ちょうどリフレッシュが出来て良いです ♪
このRCM-352・・・ 前オーナー様に納車後、それほど距離は
走っていなかったんですが、それでもメンテナンスは かなりの量・・・
いや、 どちらかと言えば 長期間乗っていなかった車輌の方が
調子を崩してたりするんで 想像以上に時間と予算を使います・・・
製作後3~4年も経てば 色々あります・・・
例えばスイングアームピボットのベアリングが、案の定 乾き気味とか・・・
他にも深く分解し、点検したい項目が いくらでもあって・・・
このRCM-352は それ程でもありませんでしたが、再販売車の場合
キャブレターの調子を崩してるケースも 多く見ます・・・
走行距離は少なくても、しばらく動いてなくて 時間が経過したものでは
スピゴットOリングやニードルバルブ、果てはVシールまで 部品交換が
必要になる事も・・・
その後はもちろん、気筒間同調をあわせて 燃調まで見るのは必須です。
ちなみに 結晶赤のトップキャップ & 赤アルマイトドレンは
K・M さんからのリクエスト・・・
どうです? そんなに変じゃ ないと思いますが? (^^♪
と、 順調に作業が進んでいたんですが・・・
シリンダーヘッド前側からのオイル滲み、発見・・・ (-_-)/
こりゃ~ ダメです・・・ いさぎよく、腰上分解 決定!
どうせだから 燃焼室やピストンの状態など、同時チェックしよう!と
前向きに・・・ (苦笑)
またすぐ着いてしまうでしょうけど、カーボンも除去・・・
走行距離が若いとは言え、ちょっとした事で作業が大掛かり化する・・・
再販売の車輌は 概ねこんな風に、かなりの格闘になるものなんですが
これはこれで、トラブルシュミレーションとして メンテできる機会を得たと
解釈できるので、実はむしろ良し! だったりするんですよね・・・
里帰りで ここにある内がチャンス!
不安要素はバッチリ 解消しておきますよっ!
K・M さ~んっ!
来週 ふたたび組み上げて、本格的なロードテストに入りますんで
もう少し お待ち下さいね~っ!!