空冷4気筒エンジンが少しづつ 見放され始めてる気がする・・・
確かに今どき 空冷なんて、能率が悪いなんてもんじゃあ~ない。
今始まった事ではないが 時代は水冷あたり前で、ストリートなら
まだしも レースとなれば圧倒的パフォーマンスの違いが出るし
事実、筑波サーキットで開催されているレース T・O・T での
ハーキュリーズ&スーパーモンスターエヴォ混走クラスを見てれば
それは はっきりと実感できるものだ。
水冷車と空冷車が混走で走ると言う定義に いささか疑問は感じるが
主催側がそうしてくれと言ってるのだから 致し方ない。
スーパーモンエヴォが ハーキュリーズの引き立て役と呼ばれても
好きで不利な空冷を選んでいるのだから、文句は言えないだろう。
でも、本当は わかっているんです。
エンジンの重量は軽く、その性質は 良く回ってパワーが出て・・・
にも拘わらず、壊れにくい水冷エンジン。
本気で最速を目指すのならば、迷う事など ないはずなのに・・・
なぜか・・・
燃えないんです。
どうしても 空冷エンジンでやりたい・・・
それも 空冷の中でも最も構造的に劣るであろう、Zのエンジンで
やり切りたいんです・・・
「なぜ空冷?」 例えそう ささやかれても、空冷で行く。
「無理でしょ」 と いなされても、空冷Zのエンジンに賭ける。
この想いは何も、昨日今日 思いついた気持ちではない・・・
サンクチュアリー本店レーシングの歴史、そのものであった。
ハンデの大きい空冷Zエンジンで、かの最強・最速クラスに臨むのは
何もレースをなめているからではない・・・
今日までレース活動して来た全てのショップ・コンストラクターに
対し、敬意と尊敬の意を払いながらも、あえて・・・
尚も 空冷2バルブ4気筒、Zのエンジンで戦う。
力 つきるまで・・・
この10数年間に渡る 激闘のレース活動の終幕を見極めるため
最終走者 Zレーサー3号機が 成し得なかった頂きを超えるべく
ここに最強のフレームを得て 最後の挑戦に挑もう。
サンクチュアリー本店レーシング
2019年の今年、 ふたたび・・・