テイスト オブ ツクバ 2016 KAGURADUKI STAGE
モンスター EVOLUTIONクラス、決勝の 開始である・・・
1分0秒 065の タイムを叩き出した 上田が、ポールポジションを 獲得・・・
例え賞典外で あっても、この位置だけは 不変だ・・・
笹賀と サード世代達に とって、この決勝こそが 共に戦える 最後のステージ・・・
上田を 最高の状態で 走らせてやる事だけに、この一週間を 共に 費やしている・・・
世代を超えて 今 この瞬間に、ここまでの 全てを掛けたメンバーが グリッドにいた。
上田も かつて戦った、空冷最速 スーパーモンスター EVOクラスで ないとは言え
決して慢心は していない・・・ 全力を 尽くす気持ちで、望んでいた・・・
ウォーミングアップランを 終え、全車 スタンバイ・・・
モンスター EVOLUTIONクラス、スタートの火ぶたが 切って落とされた
トップを キープしたまま インフィールドを攻める、上田と New1号機 MEバージョン・・・
空冷Zの ノーマルフレーム車は、お世辞にも コンパクトなコーナリングが 出来る
ジオメトリーでは ない・・・ それでも この一週間で 詰めた、足回りのセットに
上田 得意のコーナーワークで、空冷Zとは思えない シャープな走りを 展開する・・・
トップを キープしたまま 最終コーナーを 立ち上がって来る、上田の姿を 見ても
微動だにせず、全く緊張を 解く事ない 笹賀・・・
そんな笹賀の 緊張感とは裏腹に、上田は早くも 後続車を 引き離して行った・・・
わずか 3~4周のラップで 完全な単独走行と 化す・・・
上田も 後続車が来ない事を 察知して、予選で 叩き出したタイム 0秒 065を 越える
走りは、封印する形と なっていた・・・
無理のない走りに 移行し、安定して 1秒台でのラップが 続く・・・
ここまで良いのは 出来すぎか? と さえ 思わさせられる、完全 独走状態であった・・・
結果は、ポール to ウィン・・・ だが、賞典外である・・・
それでも 初戦に ここまで 良い形に出来た事は、笹賀と共に 歩んだとは言えど
良しと捉えて 良い事だろう・・・ 賞典外が故に 表彰谷に 立つ事はないが、
次のステップを 踏むには、十分な 結果であった・・・
倭も、ピットクルーとして 最後まで レースに 対峙できた・・・
この日に 掛けた想いは、皆 同じ・・・ 共に 喜ぶべきであろう・・・
決勝の余韻 そのままに、ハーキュリーズ&スーパーモンスター EVOクラスの
決勝が始まる・・・ 最強・最速である このクラスこそ、目指す頂きの 頂点であり
サード世代達に とっては、胸 躍りながらも 畏怖する 最高峰の存在で あった・・・
ゼッケン39の 新たな挑戦は、まだ 始まったばかり・・・
慌てる事は ない・・・ ファースト世代である 笹賀に、見せて貰ったもの・・・
学べた その経験は、非常に貴重だと 言えるのだから・・・
僅かな期間では あったが、笹賀が 全身全霊を傾けて 伝えてくれたもの・・・
乗り手の為に 献身である事・・ 繊細である事・・ そして、 誠実である事・・・
その姿を どう受け取ったかは・・・ 彼ら 自分自身が 決める事だ・・・
次のレースを どうするかは、今はまだ 未定である・・・
だが 真の勝負は、2017年以降に あると 見据えて来た事・・・
テイスト オブ ツクバは 躍動 し続けており、常に 揺れ動いているのだから
一時の勝利は 息つく 間もなく・・・ 新たな戦いへと 彼らを 押し出すはず・・・
サンクチュアリー クライマックスの章は、未だ 序の口だ・・・
これから 登場するであろう 新たな Zレーサーに、大いに 胸 躍らせたいと 想う・・・
= 音声付き 動画 =