T・O・T への復帰は、予定されていた 計画である・・・
新本店 移転プロジェクトの中に、列記として この レースへの復帰計画は 存在した・・・
本命は 2017年の、秋・・・ 実は 何もかもが、そこに向けて 動いている。
サンクチュアリー本店レーシングは 1999年より、これまで インターバルを挟みながらも
長期に渡って、モンスターEVO & スーパーモンスターEVO クラスに、参戦・・・
ファースト世代 率いる 初代 Zレーサー1号機と、オリジナルフレーム Zレーサー2号機の
戦いは、10年も 昔の事とは言え、まだ記憶に 生なましい・・・
時代は ファースト世代から セカンド世代へ移行し、現 サード世代のメンバー達へと
受け渡されているが、どの世代も それぞれ 独特の様相を 見せていると 感じる・・・
実のところ、予定よりも少し 前倒しの形に なった、T・O・T への復帰 なのだが
共通している点と 言えば、結局 レースは 過酷であると 言う事だ・・・
夜だけの作業は、何も 好き好んで やっている訳ではない・・・
通常業務時間では 各々 担当する車輌があり、それらを疎かに したくないからだ・・・
だがそれは、言うほど 簡単な事ではないだろう・・・
体力・気力は もちろんの事・・・ 多くの困惑が、混在する中での 作業であるから
メンタル面の強さは 不可欠であり、それ次第で何もかもが 決まると言うものである・・・
今大会 エントリーするは、モンスター EVOLUTION クラス・・・
Zレーサー New1号機は、リアサス取り付け部の フレーム形状が 変更されている
スーパーモンスター EVO仕様で、モンスター EVO レギュレーションに 適合しない・・・
その為、上田が持ち込んでくれた フレームに、交換する作業が 必要だった・・・
フレーム変更するにあたり、現在の ディメンションデーターを 収集しておく・・・
59秒913の ラップタイムを 叩き出した時の データーであるから、軽視は出来ない・・・
【復元する】 と言う 行為の 意味合いを、実はこの後 はき違えてしまう事に なるのだが
測定し、それを基軸に セット変更を試みて行くと言う 行為 そのものは、間違っていない。
この日より およそ 一月後・・・ RCM-240 Zレーサー New1号機は
MEバージョンへと 仕様変更を得て、筑波サーキットのパドックへと 帰って来た。
その間 当然の事ながら、人間模様は あった・・・
レース活動は 常にそんな 複雑な背景の元で 行われると、つくずく 感じさせられる・・・
チームである以上、回避は難しい事であると 思うが、 脱落者だけは 出したくない・・・
これまで 一人とて、いなかったのだから・・・
こうして迎えた、筑波サーキット・・・
レースメカのキャリアを 築くべく、このパドックで 自らを鍛える・・・ 自らを磨く・・・
しのごの言わずに、マシンに点火!・・・
自分の 好き嫌い ではない! ライダーを 支える為に、ここに 居るのだから!
上田が ふたたび、走り出した・・・
その走りは 往年のシーンを 回想させるかの如く、また プロローグで あるかの様に・・・
1999年、 西船橋時代に生まれ 江戸川時代に磨かれた、ゼッケン39・・・
2004年より 本格化した、サンクチュアリー 本店レーシング ゼッケン 39の挑戦は
2014年 5月11日を持って、その 第1ステージを 終えました・・・
そして これより、第2ステージに 突入します・・・
2016年を 元年として
目指す 2017年・・・ そして 2018年を、峻烈に 駆け抜けよう!
ゼッケン39の、真の目的を 達成する為に・・・