RCM を筆頭に 重作業物が重なって、酷い忙しさの(笑) サンクチュアリー東京本店です・・。
バイクの台数も 日に日に増えており、毎朝毎晩 出し入れだけで もぉ~・・ヘッ トヘト!・・(疲)
とにかく、進行中の RCM を 何とかせにゃ!とばかりに、相変わらず 現役メカ全開モードで
毎日 取っ組み合い?みたいに 生きてますわ・・(笑)。 (もぉ~・・何年も こうですよ・・(苦笑)。
シリアルナンバー RCM-200 Z1‐R ターボ ・・。 インライン処理の 続きで御座います・・。
これまで 何十台~と こなして来た作業ですが、いつやっても 板金力を問われる仕事です・・。
ドライブチェーンラインの 23ミリオフセットに対応した、チェーンライン軌道の 加工なんですが
「当たんなきゃ いい!」って レベルの 仕上げではありません・・。車体の垂直線に 合わせて
インライン処理部位面も ” ピシッ!” と、真っ直ぐ合わせる精度に 断固!こだわります・・(笑)
もちろん強度だって こだわります!・・。( バカだ!バカだっ!バカになるんだぁーっ!・・(笑)。
出来ましたっ!・・中々よい出来栄えに 満足 ♪ ・・。(これで今日も ゆっくり 安眠できます・・♪ )
SS400 1・6 プレート(通称 テン6 材)から、ガセット部材を 押し出しましょう・・。
こう言う風に 使います・・。ちゃんと内部が 空間状になってる、通称 プチ・モナカですね!・・。
フレームの補強には、通常 分厚い板材は 使ったりしません・・。フレーム側の パイプ肉厚が
1・5~2・0 なのに対し、3~4ミリ厚なんて 材料を溶接するのは、マッチングが悪いし 何より
それだけで 重くなりすぎ!・・。めんど臭い加工でも ” 正統派な作業 ” に こだわります!・・。
続いては、リアサスの上部マウントを 設ける加工に入りましょう ・・♪ 。この RCM-200 では
いつも Z系フレームに施している オーソドックスな位置ではなく、より 車体中心部側に 寄った
レイダウンを施します・・。狙いはもちろん マスの集中化で、ロール軸も より 直線的な構造に
する事が出来ます・・。サンクチュアリーの Zレーサー 1号機&2号機が、所謂 この手法で
空冷Zに 17インチホイールを、うまく マッチングさせたんですが、この手の技術と 知識は全て
レース活動から 得たもので、それらは今も 貴重なノウハウとして フィードバックしています・・。
おなじみ レイダウン冶具を用いて、まずは 下穴開け加工から・・
レイダウンは 加工後の精度が命!・・。非常に大袈裟な冶具を 使ってますが、左右の位置や
ブッシュの角度など、ホントにしっかり 精度を追求するなら、きちんとした専用冶具は 絶対に
必要!・・。冶具を使用しなければ、まず いい加減な仕上げに なっちゃうでしょう!・・(笑)。
開けた下穴に、SMB製の レイダウンマウントブッシュを 挿入するんですが、ここでも また
冶具を用います・・。ブッシュ固定用 のアダプターを使って、ブッシュを外側から ホールドしつつ
このまま溶接を 行います・・。この時、左右のオフセット値に 気を付けるのが ポイント・・♪ 。
溶接工程での 歪みや捩れと言った 変形を、冶具固定する事で 最後まで 端正させています。
ここまでやって、始めて 許せる範囲の交差内に 仕上がります・・。レイダウン加工は、一たび
施してしまうと、中々やり直しが ききません・・。やり直そうとするなら フレームの塗装なんかも
もう一回 やり直すハメになるし、相当大変な事は 間違いナシ!・・。フレーム本体に 施された
加工の精度が 低いレベルの仕上がりだと、どーしても 足回りの部品を 組み付けて行く段階で
どっか ”ごまかし” 的な要素が 入り込んで来るもの ・・ それ故 ”フレームは肝心要” なんだと
痛感させられます・・。(意外に この手の不良作業は、実は 結構あったりするんですわ・・(汗)
これで RCM-200 の フレームにおける 大掛かりな 加工は終了・・。後は 細部の加工を
施すのみ!・・なんですが、ここからがまた ・・割と 大変なんですわ・・(涙)・・(ふぅ・・)。