こんばんは、サンクチュアリー本店の中村です。
江戸川区時代の中頃まで普通に稼働していた、シャシーダイナモ。
10年ほど前に故障し 使えずにいたダイナモでしたが、このたび
それがめでたく復活する事になりまして・・・
ここ数年で新たに設備された工作機や特殊器具は いくつかあって
どれも皆 特殊な加工を行う上で 斬新に感じる物ばかりでしたが
キャブレターやインジェクションのセッティングを 効率よく行う
ダイナモだけは、場所や音の問題から 中々復活させる事ができず
ようやくこの日、晴れて再稼働する事になりました! (^^)v
眠っていたダイナモに命を吹き込むのは、ご存知な方も多いかと
思います、ダイノマンの坂口さん!
この日の為に、遠くわざわざ お越しいただきました!
さっきから坂口さんが棒をニギニギしてるのは、何も落ち着かず
気を紛らわしてる訳じゃ~ ありません・・・
空燃比と言う 非常に頼りになる情報を採取する為のパイプでして
これがあるとないとでは、大違いなんです。
さぁ~ ニギニギ棒を突っ込んで、試運転 行ってみよーっ!!!
江戸川区時代、実はこの空燃比を測定する設備がなかったんです。
「空燃比計なしで どうやってたの?」 と 聞かれる事もありまして
実際 アキオの所(注 岐阜県にあるSSイトウの代表)に行った時も
空燃比基準でセットして行く 合理性を目の当たりにさせられ・・・
(こ、これなきゃ 全然っ ダメじゃん・・・ ( ̄▽ ̄;) などと
痛切に感じさせられた事を思い出しました。
ちなみにこの画像は 2007年の筑波 TOTでのショット・・・
スリムなロンゲの人が、そのSSイトウの代表 アキオです (^^;)
この時代、多くのショップがレースを通じて メキメキ技術を向上
させており、レースから得られる情報と進化は 本当に凄かった。
レースの現場は 今でも進化をし続けているし、レースを休んでた
分だけ 色々遅れをとったりするんですよ・・・ (これホント!)
空冷4気筒エンジンを これでもか!とばかり チューンナップして
どうやったら壊れないエンジンに出来るか、年がら年中 四六時中
そんな事ばかり 考えてんだから・・・ (;^ ^A
話を戻しましょう。
回転全域に渡り空燃比を合わせてやる事で ベストな燃焼状態に
合わせる事ができ、また気になる回転域の空燃比を任意に微調整して
やる事で その時の燃焼室温度を冷却させる効果も期待できるから
これから始まる A16R ZレーサーⅢのマップ調整には 欠かせない
存在でもあるんです。
それでは 試運転。
おお! 久々に動きましたよっ! なつかし~な~! (>_<)
これこれ~っ!
*注 シャシーダイナモの後ろは危険なので注意しましょう (-ω-)/
誠太郎も久しぶりとばかり、感覚を思い出す様に回してました。
ダイナモは稼働したけど 排気構造や送風ブロアー、消音装置など
まだ完成してない設備も多いので、まだまだこれからが大変・・・
将来的にはリターダー(負荷装置)も 装備したいですね ♪
そして数日後・・・
このRCM-334のオーナー、Y・Wさんが ご来店!
納車に向けて調整を続けていたんですが、ど~にも もう一つ調子が
上がらず、個人の感覚次第と言う あいまいな実走行セッティングを
捨てて、早速 シャシーダイナモを使う事に!
このあと誠太郎に使い方を学んで、仁科自ら ダイナモ室にこもり
かなり使いこなす程にまで なっておりましたよ。
シャシーダイナモ 復活!
ちなみにパワーチェック業務は お受けしておりませんので
何卒 ご容赦下さい <(_ _)>