皆さん こんばんは! サンクチュアリー本店の 中村です・・
遠い南の方に 住んでらっしゃる、Y さんから お持ち込み頂いた Z1‐R・・
シリアルナンバー RCM-307号機と して、現在 製作奮闘 しております
中村自身、RCM-001 Z1‐Rの オーナーであり、現在 愛機の再生計画が
なかなか 進まないものの、それこそ10数年前は 「これでもかっ!」 って位
ガンガン カスタムして バンバン 走り回っての、繰り返しでした・・
故に、空冷Z系 オーナーが 抱える Z 特有の (こーゆう とこが なぁ~・・) って
感じる イマイチな部分・・ 中村は、よ~く わかってる つもりです・・
そんな ネガな要素を、少しでも 減らしたい・・ ここ数年は そんな テーマに
重点を置いた、RCM 製作 だったと 感じます・・ もちろん 現在進行形にて
この RCM-307 にも 取り組んでおり 「素晴らしい 一台に したい!」 と 言う
気持ちは、自分の愛機に 対峙してる時と、何ら 変わらない様に 思います
問題は、行く年波には 勝てずで・・ 体力の低下を マジで 感じて来た事・・
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で・・ 最近じゃ~ もっぱら、 エンジン搭載は 社員に任せる 始末・・
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エンジンを 積ませてるにも 拘わらず 「あ~でもない! こ~でもない!」 と
横から うるさく 口を出してるので、さぞかし やりにくい事でしょうな・・ (^_^;)
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エンジンが 腰下しか 組み上がっていない 段階で、フレーム 搭載したのには
訳があります・・ 足回りと エンジンは、全くの無関係では ないと 言う事・・
全てのセクションが トータルで 関係するから こそ!の、完成度だと 思います
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寸法的な確認も 必要で、エンジンが 積まれてないと 出来ません・・
特に この手の、特殊な 形状をした スイングアームなんかは、確認が必須
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リアサスが 伸び切って、最も スイングアーム 垂れ角が ついた状態で
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ストローク させて行くと・・ やっぱり バッテリーケースに、ギリギリ・・
リアサスを よく 動かしたい!と 言う 意図が あるので、この手の 寸法的な
問題は 論外・・ ん~・・ たぶん 大丈夫でしょ?・・ 的 なのは、ダメ!
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同時に 確認しているのが、ドライブチェーンライン 軌道上の 問題点・・
プレス成型で 造られた デルタ BOX アーム 特有の形状と、ドライブチェーンの
接触部分・・ すなわち スライダーの位置や 角度など、見ておく必要が あります
いやぁ~・・ これは なかなかの 強敵!・・ 大変・・ (^_^;)
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ここで、実際に 車体の リア廻り姿を 見るべく、リアサスを 取り付けて見ます
取り出したる この箱・・ オレンジ色 だからって、O・Z じゃ~ ないですよ・・
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アラゴスタ製の リア サスペンションでした!・・
このアラゴスタ・・ あの ゼッケン39 ライダー 上田隆仁 選手も お勧めの 逸品
モータースポーツ先進国が 多い ヨーロッパの 製品は、 魅力 ありますねぇ・・
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スプリング外径と ロアーリテーナーが 比較的 大径サイズの アラゴスタ・・
左側、オフセットされた ドライブチェーンとの 干渉は、もちろん 予測済みにて
いつもより 3mm 程、サスマウントを 外に 設定してあります・・
つまり フレーム側、レイダウンの 段階から 計画的に位置を 決めていた 訳で
こういうのも 先程の エンジン同様、トータルでの 設計ありき なんです・・
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リアサスを フルストロークさせて 行くと、スイングアームと バッテリーケースが
やはり、かなり 厳しい クリアランス・・ 少しでも 低重心化 したい 所ですが
やむなく ケース本体を、12mm程 上に あげる事に・・
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上げたら 上げたで、今度は スターター マグネチック リレーが 取り付け
出来なくなり、簡単なブラケットを 造って、対応 させました・・
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リアホイールを 仮組みするべく、SCULPTURE RCM専用 スイングアームの
リア アクスルシャフト アタッチメントを 組み付けて・・
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仮組み、完了っ!
う~ん・・ 実に 中村好みの、無骨な足回りに なりました!・・ (^ ^♪
フロントの 倒立エクスモードの ボリュームに、負けてない 存在感です!
当然、 これで 走り出して 具合が悪ければ、何の意味も 無し・・
機能とルックス 両立するべく、 ここからが 真の 勝負どころっ!・・
遠い南に 住んでらっしゃる、Y さ~んっ!・・ 今後の展開 お楽しみに~っ!